赤ちゃんが言葉を覚える為の遊びと親の関わりとおもちゃと語りかけの効果について紹介します。

幼児は一歳を過ぎたころから、言葉を学ぶスピードが急速に上がります。
実際に話し始める前であっても、聞いた言葉を少しずつ覚えていき、
ある日突然、たくさん話し始めることがよくあります。

一度話し始めると、言葉の上達は非常に早く、
「ちょっと待って」といったフレーズを頻繁に使うようになります。

ただし、幼児一人だけでは言語を身につけることは難しいです。
親が積極的に関わり、言葉の習得を楽しい経験に変えてあげることが非常に重要です。

言葉を学ぶ際の重要な要素とは?

幼児の言葉の習得において、教育的なおもちゃやDVDよりも重要なことがあります。

それは、子どもに直接話しかけることです。
親が子どもの目を見て積極的に会話をすることがとても重要です。

高品質の教材や、ひらがなを学べるブロック、デジタルデバイスを用意するのも良いですが、
親が直接話しかける方がはるかに効果的です。

おもちゃは、親が子どもに話しかけやすくするための補助ツールに過ぎません。
これらを使って楽しく遊びながら、言葉の習得を促進しましょう。

次に、言葉の習得に役立つおもちゃについて具体的に見ていきましょう。

多彩な色と形の積木で遊びながら言葉を学ぼう

「積木遊びから言葉が学べるって本当?」と疑問に感じるかもしれませんが、
赤ちゃんにとっては遊びを通じて言葉を覚えることはとても自然な流れです。
遊びの中で楽しみながら言葉を身につけることができます。

言葉を教える際には、大人にとっては普通のことでも、赤ちゃんにとっては全く新しい発見です。
ですから、積極的に言葉を教えることが大切です。

積木での遊びを例にとると、
「これは赤い積木だよ」「これは青い積木だね」「あそこにあるのはピンクの積木だよ」と、
色を明確に伝えることが重要です。

子供は積木を手にしながら、
親が指示する色や形を聞いて、「赤」「青」といった言葉を繰り返しながら学んでいきます。
このような繰り返しが、言葉の習得に役立ちます。

また、形についても
「これは丸いよ」「この積木は四角だね」「これは三角形だよ」と触りながら教えると、
より効果的です。

積木を使って繰り返し会話をすることで、子供は遊びの中で楽しく言葉を学ぶことができます。

「おままごと」で遊びながら多くを学ぶ

日常生活に役立つ様々なスキルも、おままごとを通じて身につけましょう。

木製の食材やキッチンセットなど、おままごと用のアイテムがおすすめです。
実際に我が家では、娘の1歳の誕生日に少し早いですが木製キッチンセットを贈りました。
そのキッチンセットは、引っ越しして幼稚園に寄付するまで頻繁に使用され、
今でも大切に使われていると思います。

おままごとのキッチンや食材セットを使うことで、
子どもは日常に使われる物の名前や色を自然と覚えます。
たとえば、
「これは赤いリンゴだよ」「バナナは黄色だね」「鍋で料理しよう」
といった具体的な指示を通じて、さまざまな言葉や行動を学ぶことができます。

子どもはもちろん、大人も実際に物を見て触ることで学んだことがより深く理解され、
記憶に残りやすくなります。

おままごとを楽しみながら、ただ言葉を覚えるだけでなく、
生活に必要な多くのスキルを教えることが重要です。

音が出る絵本とひらがなタブレットで家庭で簡単に行える言葉の学習

赤ちゃんが言葉を学ぶのに親と一緒に遊ぶのは理想的ですが、
日々の忙しさで常にそうできるわけではありません。
家事や料理をしながらでも子供が楽しめる方法を見つけることが大切です。

そのような時に便利なのが、音が出る絵本やひらがなタブレットです。
これらはボタンを押すだけで言葉や歌が流れ、
ひらがなを学ぶ手助けをしてくれるため、
親がそばにいなくても子供は学習を続けることができます。

実際に、ひらがなタブレットは1歳からの使用が可能で、
絵本やボタン操作を通じて単語を覚えることができます。
小さなうちからこれらのツールに親しむことで、
子どもは3歳頃にはひらがなを自然と覚えています。
私の家では、2歳の娘にこれを与えたところ、
娘が使っているのを見た弟も2歳を過ぎた頃にはすでにひらがなを読めるようになりました。

また、これらの絵本やタブレットには、文章を作成し読み上げる機能がついており、
子供たちは自分の名前や家族へのメッセージを作成して遊ぶことができます。

これらのおもちゃは一人でも遊べるように設計されていますが、
親や兄弟が隣で話しかけながら一緒に遊ぶことで、より効果的かつ楽しく学ぶことができます。
忙しい時は子供が一人で遊べ、時間がある時は一緒に楽しむことができるので、とても便利です。

子どもにとって重要な体験になる読み聞かせの重要性

言語の習得において、絵本を使った読み聞かせは非常に効果的な手段です。

子どもたちはカラフルな絵本を見ながら、
日常では耳にしない新しい言葉や表現、
特定のシチュエーションで使われるフレーズに触れることができます。
親が読む声を聞きながら、さまざまな語彙や表現に自然と触れていくのです。

読み聞かせをする際には、物語のキャラクターになりきって、
声に表情をつけて読むようにしてください。
そうすることで、子どもは読み聞かせの時間をさらに楽しむようになり、
読書への興味を深めるきっかけとなります。

普段はじっとしているのが苦手な子どもでも、
寝る前の静かな時間には集中して話を聞くことが多くなります。
寝室で布団に入り、外部の気配りが少ない中で、物語に没頭できます。

寝る前に読み聞かせを行うことを日常的な習慣にしましょう。
「今夜はどの本を読もうか?」と子どもに選ばせると、
興奮しながら自ら本を選ぶようになります。この小さな習慣が、
子どもにとって日々の楽しみの一つになるでしょう。

おもちゃは親子のコミュニケーションに最適!

赤ちゃんと過ごす日々で最も大切なことは、
共に時間を楽しむことと積極的に話しかけることです。
どんな高級なおもちゃも、親が直接子どもに話しかけることの効果には及びません。
おもちゃは言葉の習得を助けるツールであって、
親の積極的な関わりがあってこそ、その効果を最大限に発揮します。

子どもが一人で遊ぶ時間も重要ですが、
その間に親が休息を取ったり、家事を片付けたりするのも大切です。
そして、時間ができたら、再び子どもに積極的に関わってください。

保育園や幼稚園へ通うようになると、
他の子どもたちとの交流から自然と言葉が増えていきます。
その過程を焦らず、親子で楽しみながら言葉を教えていくことが重要です。