赤ちゃんの食事。初めての離乳食とおやつのタイミング、親が知っておくべきことを解説します


生後約6ヶ月の赤ちゃんには、離乳食を始めるのが普通です。

初めて赤ちゃんに食事を与える時、その反応を見るのはとても楽しいものです。
しかし、食べてくれない時には、親として心配になることも少なくありません。
今回は、この時期におやつをどう取り入れるかについて考えてみましょう。

子どものおやつのタイミングと重要性

子どものおやつについては、ただお菓子を食べさせるというわけではありません。
実際には、おやつは必要な食事を補う役割を持っています。
特に、赤ちゃんや幼児は1回の食事量が限られているため、
1日3食だけでは充分な食事を摂取することが難しいです。

そのため、一般的に午前10時と午後3時に設定されるおやつの時間に、
補助的な食事を提供することが推奨されます。
これらの時間は固定的ではなく、
その日の朝の起床時間や昼食のタイミングによって調整することが可能です。

おやつの提供は、子どもの日常の様子やその日の食欲を考慮して柔軟に行うべきです。
例えば、朝寝坊したことで昼食が遅れた場合や、
おやつを食べた直後でもまだ空腹が残っている時など、状況に応じて対応します。

おやつを開始する時期に関しては、一般的には生後6ヶ月頃から離乳食が始まり、
生後9ヶ月頃には1日3食の食事が定着します。
そのリズムに慣れた頃、食事の間に空腹を感じるようであれば、
おやつを与えることを考えてみてください。

子どもによって、食べる量にも差があります。
食事を無理に食べさせる必要はありません。
子どもの様子を見て、必要に応じたおやつが必要か見極めるのが大切です。
おやつに興味を示さない小食な子どももいるため、
無理に食べさせることは避け、親が子どもの状態を観察し、適切に対応することが求められます。

赤ちゃんのおやつ選び:手作りと市販、どちらがいいの?

ネットを見ていると、赤ちゃんのおやつは「手作りが一番!」と主張する情報がある一方で、
市販の便利なおやつもたくさんありますね。どちらを選べばいいか迷うこともあるでしょう。

ただ、おやつを毎回手作りする必要はありません。
気力と体力が充実している時に、何か新しいレシピにチャレンジしたくなったら、
その時は手作りを楽しむのもいいですね。

毎日の手作りに固執するよりも、リラックスして過ごし、
母親が笑顔でいるほうが、子どもも幸せを感じます。
余裕がある時には、おやつをまとめて作り、冷凍保存すると便利です。

何よりも大切なのは、無理をせず、こだわりすぎないことです。
手作りのおやつも、複雑な大人用のレシピほどの計量や手順を要求されるわけではありません。

シンプルなおにぎり、蒸し芋、蒸しパン、普段の夕食で茹でたブロッコリーなど、
手軽に提供できる食べ物は素晴らしいおやつとなります。
私自身も、忙しい日はバナナを手早く用意し、
余った分は自分で食べてしまうことがよくあります。
手軽さも大切なポイントです。

手作りじゃなくてもOK!市販のおやつ活用術

お米から作られたおせんべいは、赤ちゃんの最初のおやつに最適です。
食べやすく、握りやすい形状で、親としても安心感があります。

私の子どもが小さかった頃、おせんべいを持って食べる姿が愛らしくて、
握っている部分がなかなか食べられない時、
「ここにもまだあるよ」と言いながら手助けしていたのが楽しい思い出です。

さらに、ボーロは子どもにとっても魅力的なおやつで、
指先を使う練習にもなりますし、我が家ではいつもストックしていました。

食べる量が増えたら、野菜入りのパンを丸ごと一本与えることもありました。

おやつは「手作りかどうか」にこだわる必要はありません。
手軽に楽しめる方法を見つけることが大事です。
続けやすく楽しいおやつ選びを心がけましょう。

たまには手作り!簡単で人気のおやつレシピ

市販のおやつは手軽で便利ですが、
時々は自分で作ったおやつを子どもに食べさせたくなりますよね。

子どもが喜ぶ、簡単に作れるおすすめのおやつレシピをいくつかご紹介します。

<手軽に作れるバナナパンケーキレシピ>

バナナをボウルで潰し、小麦粉と牛乳もしくは豆乳を加えます。
どちらも大さじ1.2ほどが適量です。

生地がホットケーキの種のような柔らかさになればOKです。
もし生地が硬いか柔らかすぎる場合は、小麦粉や牛乳、豆乳を加えて調整してください。

パンケーキを焼く際は、無塩バターを使ったフライパンか、非粘着のフライパンで、
何も塗らずに焼くことができます。

小さなパンケーキにし、カレースプーン1杯分を目安にしてください。
手に取りやすい大きさが理想的です。

余ったパンケーキは一枚ずつラップに包み、冷凍すると便利です。
翌日に食べる場合は、冷蔵庫で保管しましょう。

ベーキングパウダーを加えずに、バナナ自体の甘みとしっとり感で美味しく作れます。
娘はきなこを加えることで、さらに美味しくしていましたが、
息子はきなこが苦手だったため、異なるアプローチをとりました。

<きなこペーストで作るロールサンドイッチ>

サンドイッチ用の食パンを細長く3か4等分にカットし、
更に薄くするために軽く押しつぶしてください(麺棒を使うとさらに簡単です)。

きなこに少しの水またはお湯を加え、少量の砂糖を入れて好みで調整し、
しっかりと混ぜてペーストを作ります。

そのきなこペーストを薄くしたパンに均等に塗り、ゆっくりと巻きます。
巻き終えたら、ラップできつく包み形を整えておくと、切り分けやすく食べやすくなります。

<レンジで簡単!柔らか煮リンゴの作り方>

リンゴを5ミリ程度のいちょう切りにして耐熱容器に入れます。
少量の水とお好みでてん菜糖やきび砂糖を加え、しっかり混ぜ合わせてください。
次に、これを電子レンジで加熱します。

加熱時間はリンゴの種類やカットしたサイズにより異なるので、
加熱しながら様子を見て調整してください。リンゴが透明感を帯びて柔らかくなったら完成です。
リンゴの種類によっては、シャキシャキとした食感が残ることも、
トロトロとした食感になることもあります。

この煮リンゴはそのまま食べても美味しく、
ヨーグルトに混ぜてもお楽しみいただけます。

また、電子レンジを使って蒸しパンを作るのもお勧めです。
野菜やレーズンを加えてアレンジを楽しむことができます。
子どもが少し大きくなれば、大人も一緒に楽しめるシンプルなスコーン作りも良いでしょう。

私自身、以前はノンバター・ノンエッグのマフィンを頻繁に作っていました。
娘が2歳の頃、焼きたてのマフィンを冷ましていると、
いつの間にかテーブルの下でこっそりと食べている姿を発見したことも。
同じように、茹でたとうもろこしもこっそり食べられた経験があります。

まとめ

今振り返ると、すべてが愛しい思い出として心に残っています。

手作りでも市販のものでも、楽しい瞬間を共有できたなら、それが何よりも価値あることです。