赤ちゃんとの旅行では、離乳食の取り扱いが大きな課題となります
。特に、旅行中に離乳食を一時休止することは可能か、
その際のリスクや対策を詳しく解説します。
以下のポイントをご紹介します。
旅行中に離乳食を休止しても基本的に問題はありません。
・ 生後7~8ヶ月で2回食を始めている赤ちゃんでも、
短期間の離乳食休止は問題ないとされています。
・ 生後9ヶ月で3回食を開始している場合は、
できるだけ離乳食を継続することが推奨されます。
・ 外食する際は、赤ちゃんにも適したうどんやパンなどを
大人の食事から分けて与えることが一つの方法です。
・ レトルト離乳食を好まない赤ちゃんとの旅行には、
キッチン付きのアパートメントタイプの宿泊施設を利用することが便利です。
・ 赤ちゃん連れの旅行に適した「ウェルカムベビー」認定を受けている宿泊施設もあり、
これらの施設を選ぶのも良い選択です。
この記事では、赤ちゃんとの旅行中における離乳食の扱い方についての有用な情報をお伝えします。安心して快適な旅行を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
旅行中の離乳食休止は問題なし?月齢別の注意点
生後5ヶ月や6ヶ月の赤ちゃんが離乳食を始めたばかりの場合、短期間であれば離乳食を休止しても大きな問題はありません。
この時期の赤ちゃんはまだ主に母乳やミルクで栄養を摂取しており、
1日や2日の休止は赤ちゃんに大きな影響を与えません。
旅行が生後5ヶ月の時期に予定されている場合は、
離乳食の開始を生後6ヶ月まで延期するという選択肢もあります。
実際、我が家の次男はよく外出する生活で、離乳食を生後6ヶ月から開始しました。
生後7ヶ月や8ヶ月で2回食に移行している時期でも、
忙しい中で離乳食を一度休むことがあっても問題はありません。
可能な限り市販のベビーフードを準備しておくと便利ですが、
外出先で環境が異なるため、全ての準備が整うとは限りません。
無理して離乳食を続けることによるストレスを避け、
赤ちゃんにとっても気分転換になるような場合は、離乳食を休む選択も有効です。
我が子も体調不良で離乳食を休んだ経験がありますが、それによる問題はありませんでした。
生後7ヶ月から8ヶ月の赤ちゃんも、まだ母乳やミルクが主な栄養源ですから、
一時的な離乳食の休止に過度に心配する必要はないでしょう。
離乳食の一時休止が旅行中にもたらすデメリットとは?
旅行中の離乳食休止はいくつかのデメリットを引き起こす可能性があります。
特に以下の点が懸念されます。
・ 生活全体のリズムが乱れるリスクが生じる。
・1日に3回食事をしている赤ちゃんの場合、栄養不足になる恐れがある。
生後9ヶ月を過ぎ、1日に3回の食事をしている場合には、
栄養面での連続性が重要です。離乳食初期の段階では主に母乳やミルクで栄養補給が可能なため、
一時的な休止による直接的な影響は少ないものの、3回食期に入ると、
栄養不足や生活リズムの乱れが問題となり得ます。
数日間の離乳食休止が避けられない場合、市販のレトルト離乳食を活用するのが便利です。
ただし、赤ちゃんによっては市販の離乳食を受け入れないこともあり、
その際は適切な対策が必要です。
我が家の場合も、レトルト離乳食を拒否することがあり、
様々な対応策を講じる必要がありました。これから、
レトルトを食べない赤ちゃんのための対応方法を詳しく解説していきます。
レトルト離乳食を好まない子どもとの旅行時の対応策
レトルト離乳食が苦手な子どもとの旅行に役立つ対策をいくつかご紹介します。
1. 大人の食事から適当に取り分ける
レトルト離乳食を食べない1歳前後の子どもには、
大人の食事から安全な食材を選んで取り分けることができます。
外食する際は、「うどん」や「パン」など子どもに適したメニューがあるお店を選びます。
子連れに配慮しているレストランでは、離乳食専用メニューを提供している場合もありますので、
訪問前にメニュー内容を確認しておくと良いでしょう。
食事の時に便利なアイテムとしては、以下がおすすめです。
・ 赤ちゃん専用のスプーンやフォーク
・ 割れない食器
・ 食事用のエプロン(使い捨てタイプを用意すると、洗濯の手間が省けて便利です)
これらのアイテムを用意することで、旅行中でも子どもが食べやすい環境を整えることが可能です。
2. ミニキッチンが付いたアパートメントホテルで自炊する
自宅での食事環境を好むお子さんには、
ミニキッチン付きのアパートメントホテルでの宿泊が便利です。
これにより、普段通りの食事を手軽に準備できます。
3. ウェルカムベビー認定を受けた宿を利用する
ウェルカムベビー認定を受けた宿泊施設では、赤ちゃん連れの家族に配慮した設備が整っています。これらの施設を利用することで、赤ちゃんも快適に過ごすことができます。
4.アパートメントホテルを利用する
赤ちゃん連れでの連泊旅行において、ミニキッチン付きのアパートメントホテルは大変便利です。
このタイプの宿泊施設では、部屋内に設置されたミニキッチンで直接料理ができるため、
現地で入手した新鮮な食材で簡単に離乳食を作ることが可能です。
調理をしながらも赤ちゃんが同じ空間にいるので、親は安心して作業に集中できます。
さらに、外食が必要なく、他人を気にすることなく家族だけの時間を過ごせるので、
リラックスした食事が楽しめます。
4.赤ちゃん連れの旅行に最適なウェルカムベビー認定宿を利用する
アパートメントホテルと同様に、赤ちゃん連れの旅行に非常に便利なのが
「ウェルカムベビー認定宿」です。これはミキハウス子育て総研が
「赤ちゃん連れに適した宿泊施設」として認定しているホテルや旅館、温泉宿のことを指します。
このような施設は、小さな子どもや赤ちゃんがいる家族が安心して滞在できるよう、
さまざまな設備やサービスが提供されています。特に食事面では、
個室での食事や離乳食の用意が可能な宿も多く、
家族全員がリラックスして食事を楽しめます。
赤ちゃんを連れた旅行を予定している場合は、
行き先のエリアにどのようなウェルカムベビー認定宿があるかを事前に調査すると良いでしょう。
旅行中に離乳食を休止にする際のポイント
旅行中の離乳食休止に関する詳細をご紹介します。
離乳食を始めたばかりの時期には、短期間の離乳食休止は特に問題となりません。
新しい環境によって食欲が落ちる赤ちゃんもいますので、
ストレスを最小限に抑える食事方法を選ぶことが重要です。
離乳食が進むにつれて、栄養のバランスと日常のリズムを保つため、
できるだけ離乳食を中断しないようにすることが推奨されます。
旅行先での便利なオプションとしてレトルト離乳食がありますが、
すべての赤ちゃんがこれを好むわけではありません。
レトルト離乳食が合わない赤ちゃんには、次のような対策が有効です。
・ ミニキッチンが完備されたアパートメントホテルで自炊を行う。
・ 赤ちゃんに優しい設備が整ったウェルカムベビー認定宿を利用する。
赤ちゃん連れの旅行を計画する際には、これらの方法を考慮して、
全員が快適に過ごせるようなプランを作成してください。