生まれたばかりの新生児は、食べては眠ることを繰り返しますが、
徐々に目を覚ます時間が長くなります。
赤ちゃんが泣いたり不安そうな様子を見せたりした時は、
すぐに寄り添ってあげることが大切です。
しかし、一人で元気に遊んでいる時は、その様子を静かに見守ることも重要です。
親にとってはほっと一息つくチャンスですが、
「見守るだけで手をかけていないのは問題では?」
「どの程度積極的に関わるべきなのか?」
と不安に感じることもあるでしょう。
この記事では、特に手のかからない赤ちゃんに対してどのように接するか、
親子でのスキンシップやコミュニケーションの取り方について解説します。
赤ちゃんがご機嫌な時、手をかけずに見守るのはアリ?
私には子供が二人おり、長女が生まれた当初、育児が正しく行えているか不安でした。
「毎日が大変で自分の時間がなくなる」と想像していたからです。
実際は、赤ちゃんが長時間昼寝をし、起きている時も機嫌がよく、
「こんなに余裕があっても大丈夫なの?」と思うくらいでした。
完全に放置しているわけではありませんが、
もっと積極的に抱っこや遊びを提供すべきか迷っていました。
自分がスマホを触ったり、テレビを見たりすると、
後ろめたさを感じることもありました。
そんな時、保育士から
「お子さんが一人で遊ぶ時間も重要ですよ。機嫌がいい時はそのままでいいんですよ」
と助言を受けました。
その言葉で随分心が楽になりました。
子供を見守ることは放置とは異なり、時にはそのようなスタンスも重要です。
時間とともに、親の関与を求めるようになるでしょう。
最初は楽な子だと思っていた我が子も、時間がたつにつれて、注目を集めようとします。
だから、赤ちゃんが自然と機嫌よく過ごしている間に、
家事を済ませたり自分の時間を楽しんだりして、心身ともにリフレッシュしましょう。
赤ちゃんとのコミュニケーション、リラックスして楽しんで
赤ちゃんとの遊び方に最初は困惑するものです。
私自身、初めての子育ての時は、どんな遊びをしていいか分からなかったんです。
スマホで遊び方を調べてはみたものの、その遊びがあっという間に終わり、
「これを一日に何度も繰り返すのか」と悩んだことがあります。
しかし、二人目が生まれると、そうした心配はなくなりました。
たとえば、座布団の上で子どもの足を持ってゴロゴロ転がしたり、
シンプルに子どもの名前を呼びながら顔をすりすりしたり。
最初のうちは反応が薄くても、肌が触れ合うだけで、
それが素晴らしいスキンシップになります。
赤ちゃんと触れ合う時間は、長く続ける必要はありませんが、
子どもが小さいうちの可愛さはすぐに過ぎ去ってしまいます。
だから、手足をなでたり、頬をすり寄せたりして、その瞬間を存分に楽しむことが大切です。
「こんなにかわいい足だね!」や「こんなに小さな手だね!」と
赤ちゃんの体のいろいろな部分を愛でるのは素敵ですし、
いないいないばあで遊ぶのも楽しいですよ。
テーブルの後ろに隠れたり、絵本を使ったりして、いろいろな遊びを楽しめます。
最初はあまり反応がなくても、突然に赤ちゃんが喜ぶようになる日が来ます。
「遊び」というよりは、「一緒に時間を過ごす」ことに意識を置くと、心に余裕が生まれます。
赤ちゃんに話しかけるとき、どんな話をすればいい?
「赤ちゃんとはたくさん会話を」とよく言われますが、
反応がないとどんな話をすればいいか迷いますよね。
私も初めての子育ての際には、何を話していいのか分からず、
つい困り果てていました。慣れないこともあり、
自然と標準語ばかり使うようになり、
気づけば長女は幼稚園に入るまで標準語で話していました。
この経験から私が見つけたのは、
「家事をしているときの実況中継」と
「思ったことをそのまま話す」という方法です。
例えば、部屋を片付けるときには
「さて、このものはどこにしまおうかな?」
「扉を開けて、ここに置こう」
と自分の行動を説明しながら話します。
日常のちょっとしたことでも、
「あ、もうこんな時間か。お腹が空いたな」
「何を食べようかな?あそこにパンがあるけど、今は違うものが食べたいな」
と自分の考えを声に出してみます。
少し変だと感じるかもしれませんが、実際に試してみると、
意外と頭が整理されていいものです。
話し続ける必要はありませんので、気楽に自然体で始めてみてください。
育児は自分のペースで進めよう
育児において「子どもに常に目を配る必要がある」という考え方も存在しますが、
親子が一緒に笑顔で楽しく過ごしていれば、過度に心配することはありません。
赤ちゃん一人で遊ぶ時間の重要性や、
親が自分の時間を持つことの重要性も忘れてはなりません。
赤ちゃんが活動的になり、寝返りやハイハイを始めると、
自然と手がかかるようになり、彼らの反応も豊かになります。
その時、赤ちゃんの魅力に引き込まれ、自然と多くの時間をかけるようになるでしょう。
現段階では、ストレスを感じずに、自分のリズムで育児を行うことが何よりも大切です。